業者選びのポイント

下見時に業者を見極めるポイント

第一印象を大切にする

業者との対面は、下見のときが初めての場合がほとんどでしょう。
ここで担当者の身なり・言葉遣い・話し方などの第一印象をチェックしてみてください。清潔感のある服装か。靴を揃えて家にあがるか。はっきりと名乗り、身分を説明できるか……。
まずはそういった基本的な訪問時のマナーができているかどうかが、担当者とのお付き合いを始めるために大事なポイントですね。

担当者の視線を気にしてみる

キッチンのリフォーム工事では、給水管や排水管・給湯管の移設や新設配管が必要となります。
下見の際に、業者が現状の配管がどのようになっているかを確認するため、キッチンの内部や床下を目視しているどうかをチェックしましょう。
このとき、工事内容をきちんと理解できていない業者は、表面的な部分(寸法など目に見える部分)のみ調べ終えると帰ってしまいます。

また、キッチン本体だけでなく周囲で使用する家電製品(冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・トースター・ミキサー・ケトル・コーヒーメーカーなど)の場所も考慮する必要があります。
冷蔵庫はもちろん、これら機器との連携も含めて実際にキッチンを使用するときの動線を想定してレイアウトやリフォームプランを決めなければ、リフォーム後に使い勝手の悪いキッチンとなってしまうでしょう。 更には、調理したものを運び食事をするダイニングテーブルの位置や大きさも重要でしょう。

上記をまとめると、下見時に業者がチェックすべき重要なポイントとして

キッチン付近の配管
家電製品
ダイニング含むキッチン全体

が挙げられます。
これらをトータルに見て考えた上での提案をしてくれているかどうかが、業者を見極めるポイントのひとつです。
下見時の業者がキッチンのみでなく、上記に挙げたような周辺設備を採寸含めしっかり確認しているかもチェックしておきましょう。

ヒアリングでの質問してくる内容をチェック

設備の下見が終わったら(もしくはしながら)、業者は施工にあたってヒアリングを行います。
この時、現状のキッチンにおいて、

どのような点を日常的に不便に感じているか
苦労している作業はどんなものか
今現在トラブルがあるならば、その詳細

といったリフォームの発端となる問題点を私たちがきちんと伝え、それを業者がしっかり把握してくれることが重要です。
また、ここでプロの目線によりプラスαの工事の提案をしてくれるか・私たちの目線では気づいていなかった別の問題点を会話の中で発見してくれるか、といったところが担当者の腕の見せどころでしょう。
最終的にはこの下見時に(工事を行うと仮定した場合の)作業内容・大まかな流れ・施工する範囲や箇所まで説明をしてくれる担当者であれば、信頼できると感じられますね。